創造
 


 
新しい景色が生まれる
命が誕生する
活発に変化していく世界
この世界の形は今だ完成していない
だから、定まらない
新しく生まれる理と
根付くコト無く消えていってしまう理
それは誰かの何気ない言葉だったり
何気ない行動だったり
些細なきっかけで世界は造られて行く
ほら、また新しい世界が誕生する

「常識ってナニ?って言いたくもなるヨネ」
新たに生まれた星系
そして、その中心惑星
「この程度なら、まだ常識の範囲内、だと思うゼ」
確かにマダなんとなく納得出来る様な気もしないでも無い、ケド
「向こうの宇宙なら、大騒ぎに成ってると思うヨ」
ワタシの言葉にアリオスはただ肩を竦めて見せる
太陽と太陽の間に存在する惑星
幾つかの星が連なった惑星群
水に似た物質しか存在しない惑星
星自体が発光している惑星
星の形も様々だし、生命達の形も様々
創生期の世界は、いろんなモノが生まれていく。
創り上げているのは、ワタシ達
「それで、調査はするんだろ?」
新しく誕生した“普通”では無い惑星
ここは当然“新しい”何かがいろいろ在るハズ
「当然調査はするけどネ」
研究院から渡されたデータは奇妙なコトが一杯で、たとえるならば“芸術的”?
世界を造るのは両陛下に守護聖達
………ついでにワタシも入ってるケド
陛下達に覚えがないなら、守護聖の誰かが無意識に願い描き力をふるった結果
ココを造ったのが誰なのか、なんとなく予測は付く
「本人に確認して貰おうかなッテ」
自分がナニをやったのか、チャント自覚して貰わないとネ
問題の惑星はついこの間までは普通の惑星だった
いつの間にか現れた影響
あんまり大幅に変更されると、何処かに悪い影響が出てもおかしくない
「思い通りにできあがったのか、確認は必要だろうな」
「それはチョット違うヨ」
作品の出来映えを確認する
正しくは無いけれど、間違ってもいない
マァ、そんなコトは絶対に言えないケド
「研究員の奴等が事細かに比較してくれるだろうぜ」
もし悪影響が出ているのならば
「でていないからって言って、簡単にやって貰ったら困るんだけどネ」

今日もまた世界が変わっていく
めまぐるしく変化する世界は
昨日の常識が通用しない
ほんの小さな冗談が現実に変わる
想像は創造に通じる
誰が言ったのか覚えていないケレド
それはこの世界の真実

そしてまた、今日も世界に新しい常識が生まれてる
 

 
END
 
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