探求
 


 
聖獣の宇宙
その名の由来となった生物
その生物は宇宙を巡り、世界を見守っているという
そうはいうが、その姿を実際に見た者は居ない
聖地に暮らす人々なら、その姿を見たことがあるのだろうか
素朴な疑問

ある日空が光った
見つめる内に光は強くなり
やがて地に落ちた
共に見ていた人々は、あれはただの流れ星だと興味をなくした
気になったのは自分一人だけ
あれは、流れ星ではない
根拠の無い確信
だが、根拠の無い自信に後押しされその地点を目指す
たどりついたその地では流れ星が落ちたという記録は無かった
星が落ちたことはこの目ではっきりと見た
ただ、その時
強い光を見たという人はいた
その光は優しい光だったと、そう証言する人が多く居た

様々な星で、強い光を見たという人が居る
流れ星
中には、実際に流れ星が見つかったこともある
だが、その殆どが落ちていく光のみで実態が無い
やがて、一つの仮説に行き着く
………あれが聖獣ではないだろうか
証拠はどこにも無い
だが、そう信じてその光を追い求めた
そして………

聖地
なぜかこの地に自分は居る
自分が立てた予想はあたっていた
その結果、なぜかここにいる
この地で聖獣の姿が誰にも目撃されていなかった理由もわかった
聖獣が自分に声をかける
気さくな声に会話を続ける
聖地は想像していたのよりも普通の世界だ

 
END
 
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