「女王って真面目に仕事をしてると太ると思うのよね」 いつも通り執務室での仕事の途中 突然アンジェリークが呟いた言葉 「アンジェ?」 突然の言葉にワタシはアンジェリークに向けて問いかけの視線を向ける 「だって、女王の仕事って書類整理ばっかりなんだもの………」 書類を見ながら憂鬱そうなため息 そう言われて見れば確かに、女王陛下の仕事はココから一歩も外に出ないで済んじゃうコトが多いかな 「ずっと机の前に座って、ソレなのにお茶にお菓子、それとお茶間の時間でしょ?」 机の片隅に置かれたカップを恨めしげに見つめてる 「そう言われればそうカモしれないネ」 ワタシは書類を運んだり、守護聖達のトコに出向いたり、研究院に行ったり、ここからデル用事はあるケレド、アンジェリークの仕事はココでほとんどが済んでしまう 「動かないのならその分食べなきゃ良いのかもしれないけど………」 「誘惑には勝てないヨネ」 アンジェリークと一緒に思わずため息 美味しそうなお菓子が目の前で“食べて”って誘惑しているのに、ソレを無視なんてムリだヨ 「休みの日にまとめてっていうのも有りかもしれないけど………」 「休みは休みで忙しいヨネ」 ワタシ達だってフツウのオンナノコだし、やりたいコトなんて一杯あるヨネ 「………少し外に出るようにしてみようカ」 書類以外の仕事を回せばイイってコトだしね ワタシの言葉にアンジェリークの表情が明るくなった アンジェリークが弾んだ足取りで歩く
最低でも1日一度は執務室の外へ行く仕事を入れるコト
END
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