雪が彼の身体の上にうっすらと積もっている 声をかけると 驚いたように振り返える 口元に微かな笑み 「何故ここに?」 アンジェリークの問いに彼は視線を宙へ向ける 途切れることなく降り続く雪 アンジェリークもまた、彼に習うように 空を見上げる 怖いくらいにきれいな景色 降り続ける雪の下 まだ雪をみていますか? 見ている そろそろ戻る