声をかける事が出来ずに 雪の中に佇む姿を黙ったまま見つめている 掌に雪を受け止め 淡い笑みを浮かべる 舞い散る雪を見つめる 不意に 木の枝から雪が落ちる 「きゃっ!」 思わず上げた悲鳴に彼が気づいた 驚いた様にアンジェリークを見つめ そして、招くように腕が伸ばされた END